大学を卒業してから、希望の会社に就職できたので、仕事にやりがいを感じて、とにかく仕事一筋で生きてきました。
大学の時に付き合っていた彼氏とは、社会人になってからはお互いが忙しくて自然消滅し、３０歳になるまでずっと彼氏を作らずに生きてきました。
会社の先輩の中には、仕事が恋人だと言い張って独身の人もいますから、自分も結婚はまだ先でいいかなと考えていました。
しかし久しぶりに大学の同級生と会ったら、ほとんどが結婚していて、中には子供がすでに幼稚園に通っているという友達もいてびっくりしました。
会話は自然と結婚のことや家庭の事になってしまい、独身である自分は少し肩身が狭くなってしまいました。
さらに友人からは、そろそろ結婚を考えないと、孤独死の心配があるともいわれて、怖くなってしまいました。
仕事に一生懸命になっているときは結婚について考えることがなかったのですが、友達から指摘されると、友達の言うことにも一理あると感じたからです。
私は基本的に思い立ったらすぐに行動するタイプなので、すぐに婚活を始めることにしました。
最初は気軽に参加できる婚活パーティーに参加しましたが、なかなか良い人と出会えなくて落ち込むことがありました。
そんなとき、婚活パーティーで知り合った、同じく婚活している女子から、数回の婚活でめげていたら駄目、男は星の数ほどいるんだからという言葉に励まされました。
そして自分は結婚したい理想の相手の条件を書きだして、どうしても譲ることができない項目を見つけました。
それは、安定した職業というものでした。給料よりも、安定した職業が大事だと思い、安定した職業といえば公務員か自衛隊だと考え、公務員だけが参加する婚活パーティーや自衛隊だけが参加する婚活パーティーに的を絞るようにしました。
２０回以上参加した結果、ようやく自分が納得できる素敵な人と出会うことができました。
今は結婚式を控えた、婚約中の関係を楽しんでいます。