結婚なんて、したい相手が見つかった時が本当の適齢期だと思っていたので、真剣に婚活しようと思ったのは30歳をすっかり過ぎてしまってからでした。
周りの友人たちもみんな結婚してしまって家庭に入り、一緒に食事をする人もいなくなり、自分が1人なんだと痛感しました。
会社の同僚たちも次々と寿退社をしてしまい、すっかりお局様になってしまいました。その頃になってようやく婚活しなくてはと思うようになりました。
ちょうど33歳になったころです。20代の頃は合コンの話もお見合いの話もたくさんありましたが、30歳を過ぎるとすっかりそんな話もなくなりました。このままでは行き遅れてしまうと思い、婚活する決心をしました。
まず行ったのは、婚活パーティーに参加することでした。
20代の頃は親がもってきた見合いの話をことごとく断っていたので、今さら親に頼んで見合い相手を探すことなどできませんでした。
それで婚活パーティーに参加したのです。婚活パーティーなら、一度にたくさんの人に出会うことができますし、その中から気に入った人を探せばいいと思ったのです。
パーティーに参加すればすぐに素敵な男性が声をかけてくれるはずだと思っていましたが、そう簡単には行きませんでした。
会場には私よりも若い20代の子もたくさんいたのです。男性は当然のように若いこの周りに集まりました。
このまま壁の花になっていては、結婚相手を見つけることができません。そこでプライドはかなぐり捨てて、自分から積極的に話しかけました。
笑顔で、自分のことを話すのではなく、相手の話を聞くようなスタイルに徹しました。洋服は男性ウケするようなものを選びました。
かっちりとしたビジネス向けのスーツではなく、優しい雰囲気のワンピースを選びました。
そういった見た目も気を使って婚活パーティーに参加した結果、男性から交際を申し込まれました。
藩士上手な素敵な男性で、趣味もおなじだったのでとても盛り上がりました。
婚活パーティーに参加して良かったです。